季節の変わり目に
しっかりと体調を崩していく
及川です。
今回は、
「登記識別情報通知に申請代理人が記載されないのは少し寂しい」
という話です。
先日、所有権移転登記の依頼を頂いたお客様から
対象の土地建物に関する権利証をお預かりしました。
権利証にあたるものには現在2種類ございまして、それぞれ
(1)登記済証
(2)登記識別情報
といいます。
詳しい説明は割愛しますが、
(1)は、登記済の印が押された「紙」、
(2)は平成17年から始まった、権利の登記に紐付く「暗号」です。
今回お預かりしたのは(1)の登記済証になります。
そして、所有権取得に関するものの多くは、
申請代理人である司法書士が作成した登記申請書(副本)が登記済証となったわけです。
さて、お預かりした登記申請書にも、代理人が記載されておりました。
友人の祖父の名前です。
友人との思い出や、友人がした祖父の話を思い出します。
その登記済証の中で、友人の祖父は生きています。
現実にも有効な権利証なわけです。
今度、私はこれを使って所有権移転登記をする予定です。
しかし、登記完了後、お客様にお渡しする登記識別情報通知には、
代理人である私の名は刻まれません。
そう考えると、少し寂しい気持ちになりました。
権利証がつないでいる司法書士の歴史というか、志というか
そういうものが途切れるような気がするのです。
だから、登記識別情報通知に「申請代理人 及川洋平」ってスタンプ、
押していいですか?
いや、表紙付ければよくないか?
はい。
今回のアイキャッチは、モエレ沼芸術花火2017の序盤で写真撮影した花火です。
そもそも花火を写真で撮ろうとするのが無謀な試みだと気付き、途中でビデオに切り替えました。
不安定な天気が続いていますが、皆さんお体にはお気をつけください。