こんにちは,高井です。
8月12日(日),数年前から登りに行こうと思っていた十勝岳連峰に登山に行ってきました。一度見てみたいと思っていた安政火口,山頂から十勝岳を眺めて見たいと思い,目指す山は,上ホロカメットク山としました。
朝4時に自宅を出発し,登山口である十勝岳温泉には6時30分に到着しましたが,天気は雨。上富良野町の市街地は曇り空だったのに,山に近づくにつれて雨がどんどん強くなってきました。登山口に到着しても車の外に出る気持ちにもならず,30分ほど待っていましたが,雨が止む気配はありません。待ってても雨は止みそうになかったので,午前7時に登山を開始しました。
天気は雨ですが,久しぶりに地図とコンパスを片手に登山道を歩き始めると気持ちは高まるものです。しかし,あるき続けても,途中,リスに出会いましたが,天気は回復しません。
富良野岳へ向かう分岐を過ぎると,きつい上り坂が続きます。地図にも300階段と記載があり,覚悟を決めて登り始めます。途中まで段数を数えていましたが,本当に300段位あるんじゃないかと思うくらい上りがずっと続きました。
ようやく登り切ると,今度は強い風を受けながらの山登りが続きます。やっとの思いで上富良野岳に到着しましたが,残念ながら山頂からは雲で真っ白で何も見えませんでした。
視界は何も見えませんが,せっかく来たし,今度いつ来られるかも分からないので,当初の目的地である上ホロカメットク山を目指すことにしました。
上ホロカメットク山の山頂に近づくにつれて,気がついたら,降り続けていた雨は止んでいました。山頂に到着後,近くにある避難小屋で天気の回復を待とうかな思い,避難小屋に向かって歩き始めると,突如として,今まで山を覆っていた雲がなくなりました。
突然,私の視界に稜線や避難小屋,遠くには十勝岳の姿が現れ,鳥肌が立つほど興奮してしまいました。
雨の中,登ったかいがありました。眼の前には,迫力のある景色が広がっていて,しばらくの間,その景色を眺めていました。
帰りは,これまで雲に隠れていた富良野岳を眺めながら,のんびりと下山しました。また,機会があったら,登りに来たいです。