Amazonで買い物をしていたら,いつの間にかAmazonプライム会員になっていたのでそのまま惰性で会員を継続しています。せっかくなので最近の休日はプライム会員特典の映画を観てまして,その中にある「いま、会いにゆきます」という映画を久しぶりに観ましたが,今のところ,私のところに運命の人が会いに来る気配はないです及川です。
この映画の主人公である秋穂巧(中村獅童)は,司法書士事務所で働いておりまして,司法書士をしている身としては気になるところです。
所長と思われる司法書士は映画の中では常にお昼寝状態なのですが,一方,当事務所の所長はたまにしか寝ません。
あと,映画の中で事務所内でテレビに映る天気予報を見るシーンがあるのですが,当事務所にはテレビ自体がありませんね。
あまり色々な事務所にお邪魔することはないのでわからないのですが,司法書士事務所ってあんなイメージなんでしょうかね。
さて,以下はネタばれを含みます。
巧の妻となる澪(竹内結子)は,大学生の時に交通事故に遭い,昏睡状態のときに自分が28歳で死んでしまうことを知ってしまいます。そして,死亡から1年後の雨の季節に自分が蘇ることを知ります。
また,蘇って自分がもう少しで消えてしまうことを知ってから,息子の佑司に家事を一生懸命教えたり,巧の事務所の同僚の女性に巧と佑司のことを託そうとしたり,佑司が18歳になるまでの12年分の誕生日ケーキを予約しに行ったりします。
そんな澪さんには,是非,「生命保険信託」をおススメしたい。
生命保険信託とは,死亡保険金請求権を信託財産とするもので,信託により「年毎,分割して保険金を渡す」とか「支払いには○○の承諾が必要」というように,単に資産を遺すだけでなく,「渡し方」にもこだわることが出来ます。
これによって,受取人の浪費などを防ぐことができるかもしれません。
愛する家族のために資産を遺すことが出来る良い方法の一つでしょう(自分の死期を知っているならば効果は絶大)。
きっと,巧が司法書士事務所に勤めているという設定は,このような対策が万全であるというメタファーであるに違いない。
さあ,あなたの対策は万全でしょうか。
信託は特に自由度が高く,なかなか自分だけではどうしていいか分からなくなってしまい,先延ばしにしてしまいがちですが,お早めに時間を取って取り組んでみて下さい。
その他,認知症対策・相続対策は,出来れば予め専門家に直接ご相談ください。
当事務所ご連絡いただければ,すぐ,会いにゆきます。
いま,会いにゆきます
2019/11/18 ブログ